5日午前の東京市場は続落、日経平均は前日比103円安です。小幅安でスタートしましたが、手がかり材料にかけるなか北朝鮮を巡る地政学リスクが意識され、一時下げ幅を140円に広げる場面もありました。前場段階の東証1部の売買代金は概算で1兆2500億円です。
為替は1ドル112円台後半とやや円高に振れましたが、米長期金利の先高感から自動車や金融株が底堅く推移し、指数を下支えしました。一方、中小型株はここ急騰が続いていたRIZAPグループ銘柄が値を崩しましたが、任天堂や東エレク、Vテクノロジーなどの中核銘柄は下げ渋っています。新興市場もジャスダックは続落ながら、前日に急落したマザーズは反発しました。
中小型株物色はグロース株からバリュー株への流れがどこまで続くかを見極めたいところで、今晩の米ナスダックの動向を確認してからになるでしょう。ゼンリン(9474)、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)など注目銘柄に変更はありません。以前取り上げた仮想通過関連のインフォテリア(3853)はストップ高に買われています。ただ、きょうのところは追撃を見送りたいと思います。
花咲 翁
証券市場新聞 https://marketpress.jp/