11日午前の東京市場は7日連続の新値、日経平均は46円高の2万0870円と安倍晋三政権発足以降の高値を上回っています。短期的な過熱感からマイナススタートになりましたが、売り一巡後は前日のNY株高や好調だった8月の機械受注統計を受け、好業績銘柄を中心に買いが入りプラスに浮上しました。前場段階の東証1部売買代金は概算で1兆1574億円です。
週末にはSQ算出を控え、波乱の可能性は残していますが、利益確定売りをこなして強い動きです。好調な世界経済と4~9月決算発表に向けた企業への期待が下値を支えいるのでしょう。前日は先行して調整していた銘柄や出遅れている中小型株が買われましたが、きょうは大型株中心の動きで好循環が続いています。
ピックアップしている好取組銘柄ではキーエンス(6861)、ゼンリン(9574)は利益確定売りに反落ながら底堅く、安川電機(6506)はしっかりでした。育児関連のライクキッズネクスト(6065)、AI関連のテックファーム(3625)、大口受注のVテクノロジー(7717)を含めて、引き続き下値狙いです。
花咲 翁
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