6日の東京市場は小幅続、日経平均は9円高でした。前週末NY株高と円安を受け、高く始まった後は利益確定売りに押され、一時100円超広げる場面がありましたが、引けにかけプラスに引き戻しました。バブル崩壊後の戻り高値2万2666円が意識されているのでしょう。下値には買いが入ってきます。東証1部の売買代金は概算で3兆3497億円をこなしました。
下値は好調な企業業績が支え、海外勢が買いスタンスを強めており、円安基調が続いている限り、東京市場は底堅い展開が続くのでしょう。決算発表後にソニー(6758)が商いを伴って強い動きが続けていることや決算発表で当面の材料出尽くし感から売られていた安川電機(6506)が買い直され、新値をとってくるあたりからも地合いの良さを感じます。
決算発表がピークを過ぎれば、第3四半期以降の動向を意識した銘柄選別が必要な時期になりますが、いましばらくは中小型好業績銘柄の決算プレイで割り切った対処ならいいでしょう。前日引け後に決算を発表した萩原電気(7467)は2Q28%経常増益で通期予想を上方修正、立花エレテック(8159)は2Q31%経常増益で通期上振れが期待できる内容、カプコン(9697)は2Q営業利益が2.9倍に急拡大しました。
次は7日のKYCOM(9685)、9日の富士機械(6134)、ハーモニック(6324)、10日のモリテック(5986)、エーワン精密(6156)、ヒラノテクシード(6245)、ホソカワミクロン(6277)、愛眼(9854)などの下値を狙っていきましょう。
花咲 翁
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