「正直じいさんの大判小判」~アナリストレポートでの個別物色か?

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

10日の東京市場は大幅続落となりました。9日の日経平均が乱高下したところにNY市場が法人税制改革への不透明感から大きく下げたことで、リスク回避の流れが強まりました。急ピッチな上げが続いていたところにSQの前日に先物での仕掛け的なプログラム売買がパニック的な売りを誘ったと思います。12月限月はメジャーSQでもあり、週明けはこれに向けた外資の動きが注視されます。現物オンリーの方もNY市場やナイトでの先物の動きを見ておきたいところです。11月第3週は調整色の強い展開を想定していますが、あくまでも長期上昇波動の過程であり、超悲観になる必要はありません。買われ過ぎた銘柄は戻り売り、割安な銘柄の押し目買いと見ています。
ピックアップ銘柄では、2Q6割営業増益で通期予想と配当を引き上げたハーモニック(6324)、2Q経常利益2.4倍で通期予想を増額した富士機械(6134)も全般地合い悪化で弱含みで、損益を確定しておきたいところです。きょうは決算発表後半のピークで、これからは第3四半期以降を見据えた銘柄選別がより重要。これからはアナリストレポートで個別で動意付く銘柄が増えてくると思います。
花咲 翁

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

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