先週の株式市場は波乱に見舞われましたが、週足は9週連続の上昇となりました。ボラティリティの高まりから9日に急騰、急落に見舞われました。ここで「買うから上がる、上がるから買う」といった流れが途切れました。売買代金は約5兆円に急増し上値は重くなった印象です。
足元で進む決算発表により、9日現在の日経採用銘柄の一株利益は1509円となりました。PER理論では割安ということができますが、需給が悪化したことで、今後は日柄ないし値幅調整期間が暫らく続くことになりましょう。下値の目処は下の残した日足の窓埋めが本来なら必要ですが、EPSの上昇でなかなか難しいかもしれません。
一目均衡表の基準線が位置する2万1987円近辺を目処として押し目買いの機会を探ることになりそうです。
日々勇太朗
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