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下げ加速し2月6日安値に迫る
2日午前の東京市場は下げが加速しました。日経平均は627円安と安値引けで、2月6日に付けた安値に迫っています。前日の米国市場でNYダウが400ドルを超える下落となり、トランプ大統領が鉄鋼とアルミに新たな関税を課すと表明したことで、105円台まで円高が進んだことも重しになりました。主力株を中心に幅広く売られ、値下がり銘柄が9割を占める全面安商状です。
2番底形成むつかしく中小型も物色対象限られる
日経平均はかろうじて2万1000円台をキープしており、後場からは日銀ETF買いが期待されますが、一方で短期筋の先物への売り仕掛けも警戒され、先の安値に対する2番底形成はむつかしいかもしれません。中小型化へのシフトは続いていますが、物色対象は限られてきました。
日経平均のPERは実に12.5倍に低下
ただし、前引け段階の日経平均のPERは実に12.5倍まで低下しており、ここからの下値には突っ込み警戒感が強まっていきます。来週にメジャーSQを控え、主力株の本格反騰はまだ先になるでしょうが、一旦押し目買いのタイミングに入ったことは間違いないでしょう。
Vテクとソウルドアウトが逆行高
中期スタンスで主力銘柄に突っ込み買いのタイミングを図る一方、目先は中小型株の中から全般急落地合いのなか逆行高しているより強い銘柄を狙いたいと考えます。ピックアップ銘柄ではリード役とみられるVテクノロジー(7717)とソウルドアウト(6553)です。
花咲 翁
相場見通し
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