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下げ渋りからじり高歩調で高値引け
26日の東京市場は反発しました。日経平均は148円高です。米中貿易摩擦懸念によりNY株が大幅安になった流れを受け、一時270円超まで下落する場面がありましたが、売り一巡後は下げ渋り、後場に入るとじり高歩調で、高値引けになりました。時間外の米株価指数先物高やドル円が105円台と円安に振れたことがリスクオフムードを和らげたようです。
証人喚問で手控えも権利取りの買い
突っ込み警戒感から買戻しが優勢になり、ひとまずパニック的な状況は脱しました。あすは佐川前国税庁長官の証人喚問を予定されており、手控え気分の強い展開となりそうですが、一方で18年3月期配当権利取りの買いが下値を支えることになります。あくまでも自律反発の域は出ておらず、まだ楽観は許せませんが、実質新年度相場入りで国内機関投資家の買い出動も期待され、イベント通過後の動きに期待していいでしょう。
安値から引き戻し下ヒゲ
ピックアップ銘柄ではヤクルト(2267)が底堅く、スマートバリュー(9417)やシグマクシス(6088)、ソウルドアウト(6553)はいずれも安値から引き戻し下ヒゲを引きました。あすもしっかりで推移するようなら押し目買いを入れてもよさそうです。業績好調で京都大学とのワンストップバイオリソースへの期待が高まるシスメックス(6896)を注目銘柄に加えておきます。
花咲 翁
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