内需株や中小好業績型中心の展開続く【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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予想以上に底堅い

 9日の東京市場は反発しました。日経平均は110円高でした。前週末のNYダウが570ドルを超す急落となったことから、リスク回避の売り圧力が強まると思われましたが、予想以上に底堅い動きでした。為替も107円10銭近辺の円安に振れNYダウ先物が上昇したことから後場に入って上げ幅を広げました。

25日線が下値をサポート

 NY株急落の要因となったトランプ米大統領の中国への制裁関税1000億ドル積み増し発言は前週末時点に伝わっており、すでに織り込んでいた部分もあったのでしょう。売り圧力は限定的でした。外国人売りが一巡する一方、新年度入りに伴う国内機関投資家の新規資金流入が下値を支えたようです。ともあれ、日経平均は25日移動平均を上回りましたので、今後は25日線が下値をサポートしていいくことになります。

主力の輸出株には手を出しづらい

 ただし、東証1部の売買代金は概算で2兆2652億万円にとどまり、米中貿易摩擦への懸念が消えたわけではありませんので、主力の輸出株には手を出しづらいでしょう。当面は内需株や好業績の中小型中心の展開が続きそうです。IPOも続くことからセカンダリーにもチャンスがあるでしょう。

シグマクシスが実質最高値を射程

 ピックアップ銘柄ではシグマクシス(6088)がいよいよ実質最高値射程にとらえ、ソウルドアウト(6553)は大幅高、ヤクルト(2267)、シスメックス(6869)は底堅く、ビージナリー(9263)も値を保ちました。全般底堅さが確認できましたので、IPOのセカンダリーを中心にデイトレ銘柄もピックアップしていきたいと考えています。

花咲 翁

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