中小型株に資金が向かいやすい状況【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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米株安と円強含みで大幅続落

 23日の東京市場は大幅続落となりました。日経平均は270円安です。トランプ大統領が米朝首脳会談を見送る可能性に言及したことで、地政学リスクへの警戒感から利益確定の流れが強まりました。米国株安を受け、売り先行でスタートした後は一旦下げ渋りましたが、為替が110円台前半の円高に振れたことや、先物に仕掛け的な売りが入り下げ幅を広げています。マザーズ、ジャスダックの新興市場も反落となり、2部指数も伸び悩んでいます。

日経平均調整意識も小型株指数は堅調

 2万3000円台回復による当面の達成感や一部指標に過熱感があったことから、利益確定に傾きやすいタイミングで、戻り売りや仕掛け売りが入り、大幅な下げになりました。日経平均は下値をフォローしてきた5日移動平均線を下回り、25日移動平均の2万2500円近辺までの調整が意識されていますが、悲観する状況ではありません。2部指数は上値を追い、マザーズやジャスダック指数も下げ渋り5日移動平均上にとどまっています。

押し目買いの噴き値売り

 6月のメジャーSQに向け、引き続きファンドによる仕掛け的な動きには警戒が必要ですが、より中小型株に資金が向かいやすい状況で、ピックアップ銘柄ではシスメックス(6869)がしっかり、立花エレテック(8159)は切り返し、ソウルドアウト(6553)、マネックスG(8698)も反落ながら底堅く推移しました。デイトレ候補も地合いの影響でザラ場は伸び悩みましたが、引けにかけ締まる銘柄が増えており、引き続き中小型株の押し目買いの噴き値売りスタンスで対応したいと考えています。

花咲 翁

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