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値がさが買われプラス浮上
6日の東京市場は続伸しました。日経平均は86円高です。手がかり材料に乏しいなか、朝方はやや売り先行で始まりましたが、下値は限定的で京セラやソニー、ソフトバンクGなど指数寄与度の高い値嵩株が買われ、プラスに浮上しました。為替が109円台後半の円安水準で落ち着いていることや時間外取引で米株価指数先物が堅調に推移したことも安心感を誘っています。
中小型の弱さが目立つ
日経平均は25日線の攻防が続くなか、インデックスに絡んだ買に底堅く推移しましたが、一方でマザーズやジャスダックは下落するなど中小型株の弱さが目立ちました。メルカリの上場を控えて中小型株には換金への思惑から利食いが出やすい状況が続いており、先に人気を集め高値圏にあった銘柄が値を崩すケースも散見されます。
あすもインデックス売買主体の動き
週末にメジャーSQを控え方向感は出難くく、仕掛け売りも警戒されますが、ポジション整理は進んだと見られ、12日で米朝首脳会談が調整されていることから、売り込み辛い状況でもあります。ただし、中小型株に利益確定の動きが強まるなか、あすもインデックス売買主体の動きにとどまりそうで、まずは物色の流れを見極めたいと考えます。
損益確定ししばらく様子見
ピックアップ銘柄はいずれも上昇基調を維持しており、シスメックス(6869)、ソウルドアウト(6553)は買い持ちとしましたが、東海カーボン(5301)は値下がりリスクが大きく、一旦、損益を確定しました。同様に短期値幅取り候補も伸び悩む銘柄が目立っており、一部強い銘柄を除いて損益を確定し、しばらく様子を見ることとしています。
花咲 翁
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