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全般底堅さ増す
22日の東京市場は続伸しました。日経平均は142円高です。米国株高の流れを引き継ぎ買い先行で始まったあと、米政治懸念で時間外の米株価指数先物が下落したことで、軟化する場面はありましたが、為替が110円中盤の円安水準で落ち着いていることから、再び買いが優勢になりました。上海株市場は売りに押される展開でしたが、影響は限定的で、東証1部の値上がり銘柄数は1564と7割以上を占め、ジャスダック平均やマザーズ指数も切り返すなど、全般底堅さが増した印象す。
JMCが最高値
もっとも、東証1部の売買代金は概算で1兆9848億8000万円と薄商いで、米中協議やFOMC議事録の公表を控え、また、トランプ大統領周辺の詐欺行為や選挙資金法違反問題など外部環境は不透明で、動きづらい状況に変わりはありません。ただ、下値は買戻しが支えているようで、半導体など軟調に推移していた外需セクターが切り返しており、イベント明け後をにらんで、好業績株の押し目を拾っておいて問題なさそうです。
JMCが最高値
ピックアップ銘柄ではダイキン(6567)、ゼンリン(9474)は堅調で、ジャムコ(7408)も底堅く推移しました。任天堂(7974)も出直り歩調を強めており、引き続き下値を拾いでいいでしょう。短期値幅取り候補ではJMC(5704)が再び最高値を更新し、プレミアG(7199)もしっかりです。
花咲 翁
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