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米中懸念拭えず小幅反発にとどまる
22日の東京市場は小幅反発にとどまりました。日経平均は10円高です。ファーウェイへの輸出規制緩和の動きを好感して、米ハイテク株が買い戻されたことが安心感を誘い、買いが優勢で始まりました。為替が110円台半ばのと円安に振れていることも支えになりましたが、米中摩擦への懸念は拭えず、トランプ大統領が監視カメラメーカーなど5つの企業に米国技術の購入制限を検討していると伝わったことで上げ幅を縮めました。
米中首脳会談まで動きとれず
やはり、6月下旬に開催されるG20での米中首脳会談までは動きがとれないのでしょう。半導体関連や電子部品など輸出株には買戻しが先行しましたが、米ハイテク株高の流れを引き継げず、後場は戻り売りに押される銘柄が目立ちました。一方で米中首脳会談後のあく抜けも意識され、下値を売り込む動きもありません。引き続き膠着感の強い展開のなか、中小型株を個別に物色していくことになりそうです。
イボキンが大幅高で新値
ピックアップ銘柄ではイボキン(5699)が大幅高で新値をとり、日ホスピス(7061)も底堅く推移しました。短期値幅取り候補ではイーソル(4420)やハウテレビ(7064)、クレオ(9698)、ブレインP(3655)などが大幅に続伸、上昇トレンドを継続する強い中小型株の日替わり物色が続くと見ており、一呼吸入れ一段高に向うタイミングにある銘柄を狙っていきたいとを思います。
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