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米株安引き継ぎ反落
8日の東京市場は3日ぶりに反落しました。日経平均は212円安です。米雇用統計の雇用者数が市場予想を大幅に上回ったことから、米利下げ期待がやや後退、前週末の米国株市場が反落した流れを引き継ぎ、売り優勢の展開でした。ETF分配金支払いに絡む換金売りが警戒されているところに、取引開始前に発表された5月機械受注が市場予想を下回り、上海株が大幅安に売られたこともセンチメントを悪化させ、後場に入ると250円近くに下げ幅を広げる場面がありました。
中小型の局地戦も全般下値を警戒
10~11日にパウエルFRB議長の議会証言を控え、11日の安川電機の決算も見極めたいと思惑もあるのでしょう。東証1部売買代金概算は7419億円と低調でした。ただ、これまでは閑散ながらも底堅さを意識させる展開でしたが、この日はやや下へのバイアスが強まったイメージです。値動きのいい中小型の局地戦は続いてはいますが、あすは下値を警戒しながら、2Q決算をに端で業績にポイントを置いた銘柄選別をしていきたい考えです。
イボキンが続騰し最高値
ピックアップ銘柄ではイボキン(5699)が続騰し再び最高値、サン電子(6736)、も底堅く推移しました。短期値幅取り候補ではユーピーアール(7065)を利益確定する一方、打診買いのソフトマックス(3671)がしっかり、社宅S(8945)も高値圏で強い動きです。引き続き強い中小型株で値幅を狙っていきますが、イベント通過後の物色の流れの変化にも注意したいと思います。
株式情報と相場見通し
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