物色の変化に注意しながら中小型株【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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前日終値を挟んで膠着

 9日の東京市場は小幅ながら反落しました。日経平均は31円安です。前日の米株市場が軟調で、ETFの決算分配金捻出売りも警戒され、安く始まった後、円が109円近辺まで弱含んだことから、プラスに浮上する場面がありました。ただ、前場中盤以降は前日終値を挟んで膠着感を強めています。パウエルFRB議長の議会証言を控えて様子見気分は強く、東証1部の売買代金は概算で1兆9437億円と2兆円割れの薄商いが続きました。

議会証言の影響は限られる

 パウエルFRB議長の議会証言を受けた市場の反応が気になりますが、米経済、労働市場は堅調で、利下げ期待は後退しています。もっとも、米株と為替はすでに織り込みが進んでいる様子で影響は限られるでしょう。ETF決算の分配金捻出による売りが一巡したことからあすは底堅い展開が予想されますが、引け後の安川電機の決算が気になります。業績悪化は株価に織り込まれていると見られますが、反応を見極めたいとして輸出セクターは買いが手控えられそうです。

MSOLに打診買い

 ピックアップ銘柄ではそーせい(4565)が切り返し、イボキン(5699)やサン電子(6736)、日ホスピス(7061)も底堅く推移しました。短期値幅取り候補は買い直したオリコン(4800)が上値を伸ばし、目先調整一巡から急速に出直ってきたMSOL(7033)に打診買いを入れました。また、前場に利益を確定したシステム情(3677)が後場からプラスに浮上する強い動きで、あすの動き次第では買い直しを考えるつもりです。引き続き物色の流れの変化に注意しながら、好業績の中小型株で噴き値を狙っていきたいと思います。




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