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米中摩擦長期化懸念で続落
29日の東京市場は続落しました。日経平均は41円安です。前週末の米国株は高かったものの、米中貿易摩擦長期化への懸念から売りが先行、為替が108円台半ばとやや円高に振れたことが重しになりました。売り一巡後は下げ渋り、25日線近辺で底堅さを見せましたが、31日にFOMCを控えて戻りは限られています。東証1部売買代金概算は1兆7443億円と相変わらずの閑散商状でした。
ファナックの反応を見極め
前週末に決算を発表した東エレクは利益確定売りに押されたものの、減益ながらコンセンサスを上回ったとして小幅安にとどまりました。一方で期待値に届かなかったキーエンスは大幅安に売られています。輸出企業の業績悪化はおおむね株価に織り込まれたと見られていますが、改めて1Q決算への警戒感が強まっており、あすは引け後に通期計画を下方修正したファナックの株価の反応を見極める必要があるでしょう。
レッグスが大幅高で新値
輸出企業の決算は前週のアドバンテストに比べ、見劣りするものばかりで、先回り買いなど決算プレイはリスクが大きすぎると感じており、今回は特に決算内容を確認したうえで、銘柄を選択したいと考えています。中長期投資方針のピックアップ銘柄に大きな動きはありませんでしたが、短期値幅取り候補ではレッグス(4286)が大幅高で新値、トレファク(3093)やキャリアリンク(6070)、トランザク(7818)などが堅調でした。これらはいずれも決算発表を終えた2月期、8月期決算銘柄です。直近IPOのスターマイカ(2975)も最高値を更新しました。
株式情報と相場見通し
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