下値堅いが上値は追わず
23日の東京市場は反発しました。日経平均は111円高です。前日の米株市場でナスダックが最高値を更新した流れを引き継ぎ、買いが優勢でした。米中通商協議や中東情勢を巡るニュースを受け、下げに転じる場面はありましたが、下値では買戻しが入り持ち直しています。もっとも、東証1部の売買最近は概算で2兆2716億にとどまり、下値は堅いものの上値を買い進む動きもなく、薄商いで方向感に乏しい展開でした。
IPOに備えて換金売り
一方で中小型株の個別物色は続きましたが、あすから始まるIPOに備えて換金売りが出ているようで、マザーズ指数が6日ぶりに反落するなど、上げ一服となる銘柄が目立ちました。IPOが好調なら既上場銘柄への資金還流が期待できますが、まずはIPO銘柄に資金が集中すると考えられ、バイオをはじめ直近、人気を集め高値圏にある銘柄については利益確定の流れが強まることへ注意が必要です。
一旦キャッシュポジション高める
引き続き過熱感なく高値をうかがう銘柄で値幅を狙う方針ですが、IPOの状況を見極めてから仕切り直したいと考えており、きょうはBBSec(4398)やMSOL(7033)、オプティム(3694)を利益確定、ウチダエス(4699)、エレコム(6750)も損益を確定して、一旦キャッシュポジションを高めました。あすは利益確定売りをこなして出直ってくる強い銘柄に照準を合わせたいと思います。
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