利食い売りが上値抑える
16日の東京市場は反落しました。日経平均は175円安です。米株市場で主要指数が揃って上昇しましたが、前日の大幅高の反動で利益確定売りが上値を抑えました。中国の6月小売売上高が予想を下回り、上海株が下落したことが買いを手控えさせ、都内の新型コロナウイルス新規感染者数が最も多い280人になったと伝わったことで、後場やや下げ幅を広げています。
景気敏感株買われ底堅い
ただ、空運や鉄鋼、不動産など景気敏感株が引き続き買われたことで、日経平均は5日線上にとどまるなど底堅さは意識されています。一方で半導体をはじめハイテクセクターには安い銘柄が目立ち、きょうはグロース株からバリュー株へ資金をシフトする動きがより鮮明になりました。今晩の米株市場が前日のようにバリュー株(NYダウ)中心に続伸するようなら、この流れが続く可能性がありそうです。
MCJ、リグアはしっかり
きょうは中小型株主体の推奨銘柄に大きな動きはありませんでした。ただ、前日に打診買いを入れたMCJ(6670)、リグア(7090)はしっかりで、グレイス(6541)や電算シス(3630)も底堅く推移しています。一方、25日線を明確に割り込んできたBBSec(4398)やカオナビ(4435)の損失を確定し、逆に25日線割れから切り返してきたLTS(6560)に打診買いを入れました。あすは物色の流れを見極めたうえで、スタンスを決めたいと思います。
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