潮流|証券市場新聞

27年前の水準にようやく辿り着いた

日経平均が27年ぶりの高値更新となった。良く上がったというよりも27年前の水準にようやく辿り着いたかといった感じだ。
27年前の1991年という年はバブルが崩壊した翌年に当たる。この年の安値は2万1456円、高値は2万7146円だ。まさに日本の失われた20年が始まる入り口に相当する。これから日本が失われた20年を取り返すことが出来る状況になってきたと考えれば明るい気持ちになれる。ただ、日本の株式市場を崩壊させたのは外国人投資家(ヘッジファンド)であり、上昇させているのも外国人投資家ということには情けなさを感じる。

ヘッジファンドによる株価指数先物の大口買い手口

9月第3週(18~21日)の日経平均先物とTOPIX先物の投資部門別売買動向を見ると、外国人投資家は日経平均先物とTOPIX先物を合算して1兆486億円を買い越した。現物株(東京・名古屋2市場、1部、2部と新興企業向け市場の合計)と合わせると、外国人投資家の1週間の買越額は1兆3257億円となった。この週の日経平均は2万3000円台に乗せ、一気に2万4000円まで急上昇した週だ。日経平均株価の大幅上昇が続く時には必ず外国人投資家(ヘッジファンド)による株価指数先物の大口買い手口が見られる。10月2日には2万4448円まで上昇し、9月10日からの上昇幅は2276円にも及ぶ。この間、僅か15日だ。ヘッジファンドは利益確定を入れながら次の買いタイミングを狙っている。

個人投資家は株式市場に対して悲観的

日経平均の上昇が続く過程で45%まで高まっていた空売り比率は9月21日には35%まで下がった。しかし、2万4000円台まで上昇すると空売り比率は再度40%台に高まっている。また、9月第3週(9月25日~9月28日)の投資部門別株式売買動向を見ると、個人は3363億円の売り越しだ。これで3週連続の売り越しとなっている。9月第3週の売越額は6698億円と2014年11月以来、3年10カ月ぶりの大きさだった。個人投資家は日経平均が2万3000円を超えた時点から現在も株式市場に対して悲観的であることが分かる。日経平均の下落がさらに個人投資家を弱気にし、空売り比率が高まっていく。ヘッジファンドはこの状況を逆手にとって再度、買いを入れてくる。つまり、弱気になったら負けるのだ。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はアドソル日進(3837)、グレイステクノロジー(6541)、ぐるなび(2440)。

10月8日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。




岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、
ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。17年以上にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。

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