潮流|証券市場新聞

今後の注目点は?

5月15日の日経平均は8日ぶりに反発した。令和に入って初めての上昇だ。前日14日安値は2万751円まで下げ、10連休前から6日間で1519円(6.8%)の急落となった。今後の注目点は5月9日の終値(2万1402円13銭)、TOPIXは1550.71ポイントを上回るかだ。

NYのトレンドは上昇局面を維持

5月9日終値は新値3本足陽転値であり、それを上抜くと上昇トレンド入りとなる。米国株式市場では5月1日にS&P500種が一時2954ポイントまで上昇し、2018年9月に付けた過去最高値を上回った。トランプ大統領が中国への高関税による締め付けを発表したことで米株式市場は急落したが、テクニカル的なトレンドは上昇局面を維持している。S&P500種は5月13日の安値である2801ポイントで調整を終えた可能性が高い。しかし、米中貿易戦争がさらに悪化し、株式市場の下値模索が続く場合には2722ポイント付近が下値メドとなる。

米中貿易戦争が遠からず沈静化を示唆

一方、中国の株式市場を見る限り、米中貿易戦争が遠からず沈静化に向かう可能性が高いことを示唆しているように映る。上海総合指数は5月10日の取引時間中に2838ポイントの安値を付けた後、急上昇して終えた。16日には5月7日の高値を越えて上昇基調を強めている。この動きを見るとS&P500種は底入れしたと考えて良さそうだ。米国株式市場は上昇トレンドに戻る可能性があり、初の3000ポイント乗せを目指すだろう。

「令和」ラリー開始が近い

日本国内に目を向けると、5月13日に内閣府が、景気動向指数の基調判断を6年2カ月ぶりに「悪化」に引き下げた。20日に発表される1-3月期GDP速報値も低調なものになりそうだ。これら経済指標の悪化を受けて、景気対策や10月の消費増税の是非を巡る議論がいよいよ活発になる。その様な中で夏の衆参ダブル選挙も現実味を帯びてきそうだ。6月28日から日本で開催されるサミットは米中首脳会談や安倍総理が消費増税の見送りと憲法改正を国民に問うために解散を断行するか、非常に重要なサミットとなる。加熱する米中貿易戦争といった先行きの不透明感に係らず、「令和」ラリー開始が近いと思われる。それは過剰流動性の中で政府が新たに景気対策を実行する上で起こる「不景気の株高」となるだろう。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はオークファン(3674)、自律制御システム研究所(6232)、グレイステクノロジー(6541)。

5月20日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、
ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。17年以上にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。




株式情報と相場見通し

Pocket