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原油暴落と北動向【記者の視点】
この日は原油価格の暴落は膠着感を強める要因になった。WIT先物が1バレル当たりマイナス37.63ドルと、史上初のマイナス価格で取り引きを終えたことが衝撃を与えたが、これは1日に5月物の最終取り引きを迎えることを受けてトレーダーが投げを加速化させたことが大きな要因とされている。6月物は20ドル超で推移していることから、限月移行とともに一旦は落ち着くと見られているが、その間に産油各国が何らかの大胆な対策を打ちだせるかが注視される。
一方、北朝鮮の金委員長の重体報道については、韓国や北サイドと米国とでは情報が異なっており、現状では思惑だけが先行した感じで、今後もマーケットの売り材料にされるかは疑問だ。
この日はマザーズ指数やジャスダック平均がスピード調整となり、個人投資家も一旦は利益確定売りに動いたようだ。現状では目先的な戻りが一服した状態で、ここから再度上値を追うのか、下に向かうのか、方向感を見極める状況だろう。
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