225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

円高基調継続なら内需株中心か

― 日米の金融金融イベントが無事通過したけど、全般は上値の思い展開が続いているね。今後の相場展望についてそれぞれ意見を述べてもらおう。

H 米FOMC後にはFRB高官からは利上げを急ぐべきではないとの、発言が講演などで伝えられている。利上げするなら9月に実施していただろうから、12月実施は困難との見方が高まっている。その意味で円安に転換する可能性は低いと感じるね。

T それに加えて気になるのがドイツ銀行の問題だ。メルケル大統領やドイツ連銀理事などからは、銀行自ら構造的問題に対処すべきで政治的支援に否定的な発言が伝えられている。これも円高向かわせる一因になる。

S ただ国内に限っては日銀によるETF買いが引き続き下支えになるだろうね。日経平均は1万6500円中心のレンジ相場だから225先物の運用もやり難くなっている。ある程度振幅があったほうが株式市場にはプラスになるけどね。

― 全般は手掛かり材料難で個別株物色で対処か。具体的な銘柄を挙げていってもらおう。

H 10月相場の最大のイベントはJR九州(9142)の25日上場だ。某証券の営業マンの話によれば、JR九州のIPOを何が何でも成功させて個人投資家を呼び戻せ、と大号令がでているそうだ。

S IPOに関しては9月27日上場のシルバーエッグ・テクノロジー(3961)とチェンジ(3962)が共に大成功だった。今月もIPOが目白押しだね。

H これらIPOを全て成功させてJR九州の上場につなげたい思惑もある。JR東京(9020)やJR西日本(9021)、JR東海(9022)の既上場JR3社も比較感から注目される可能性もある。

T IPO以外では為替の状況から当面は円高メリットを享受する内需関連が軸になるだろう。六甲バター(2266)が上場来高値、ニチレイ(2871)が20年来の高値を付けるなど、継続して買い進まれる銘柄も出てきた。森永製菓(2201)、森永乳業(2264)も新値追いだが両銘柄とも1Qの進捗率から利益上ぶれが濃厚だ。伊藤ハム米久ホールディングス(2296)も高値保ち合いを上放れてくると見ている。

H 漁獲量減少で魚価高騰が続くなか、少し長い目で水産養殖関連。グループでクロマグロ養殖を行うOUGホールディングス(8041)に注目している。

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