今回も月末安が買い場か?【転ばぬ先のテクニカル】

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東京市場は思わぬ下落

昨日の東京市場は思わぬ下落となりました。米国市場はボーイングの次世代大型機「777X」の就航が遅れる見通しとなり3.4%安。また、欧州や米国で変異株(デルタ株)への感染拡大によりアメリカン航空やデルタ航空などの空運株の下落が足を引っ張りNYダウは150ドル安(0.43%安)となりましたが、独禁法違反を巡る連邦取引委員会の訴えを連邦裁判所が退けたことでフェイスブックが4%高となり、最高値を更新したことなどでナスダック市場は140ポイント高(0.97%高)とシッカリ。シカゴの日経225先物は35円安程度で帰ってきましたが、薄商いの中、寄り付きから売りが持ち込まれ、日経平均は一時311円安まで売り込まれる局面がありました。

25日線割り込んでも騒ぐ必要なし

28日の東京市場も薄商いでしたが、TOPIXは3ポイント高で、東証一部の値上がり銘柄は日経平均が18円安の中1466(値下がり624)を数えました。しかし、昨日は日経平均もTOPIXもほぼ同率値下がりしており、全体的に売られた状況です。これは本日が月末だからだったのかもしれません。昨年の9月以降、月末安が毎月続いており、それに先んじてポジションを落としたとも解釈できます。今週は重要な経済指標の発表を控えていることもあり、様子をみたいというのが本音でしょうが、個別には良い動きをしている銘柄も多く、日経平均が25日線を割り込んだとて騒ぐ必要もないでしょう。

3日VRはそろそろ買い場

最近気づいたことですが、日経平均を移動平均線で語っても意味がないのではないかと思いだしました。様々なテクニカル指標がありますが、過去に遡ってシュミレーションしてみたところ、日経平均は3日VRが最適モデルで50%以下で買い200%以上で売れば勝率が高いということ。昨日の3日VRは59%まで低下してきましたので、そろそろ買い場に近づいているのではないかと思います。

良品計画は一旦利食い

当欄注目株では良品計画<7453>が75日線を捉えてきました。7月2日が決算発表なので一旦は決算前の利食いが良いように思います。

テスHD継続も降りるも腕次第

テスHD<5074>は配当落ち分を即日埋めて1900円台に乗せてきました。昨日で5日線と25日線がゴールデンクロスしました。上場間もない銘柄なので気にする必要はないかと思いますが、価格帯別売買高を見ると2000円~2080円が非常に分厚くなっていますので、継続するも降りるのも腕次第といったところでしょう。

F&LCはロスカット

FOOD&LIFE COMOANYES<3563>は残念ながら収斂していた移動平均線をあっさり割り込んでしまいました。一目均衡表の雲下限が4720円近辺に位置しておりますので、割り込んだらロスカットかと思います。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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