大幅続落し2万9000円割れ
29日の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は235円安で2万9000円台を割り込んでいます。新型コロナウイルス変異型の感染拡大が警戒されるなか、前日の米株市場でダウが下落したことで、景気敏感株を中心に売りが広がりました。朝安のあと一旦下げ渋りましたが、週末に米雇用統計発表を控えて様子見ムードが強く、月末安アノマリーも意識され、後場に入るとわずかながらも前場の安値を下回る場面がありました。
新興市場は底堅い
ナスダック指数やSOX指数の最高値更新を受け、前場は半導体関連株の一角が買われましたが、後場に入ると値を消す銘柄が増え、東証1部の騰落銘柄数は値下がりが1689と全体の8割近くを占めています。ただ、主力株が軟調に推移する一方で、マザーズ指数やジャスダック平均は反落ながら底堅く、新興銘柄には大幅高に買われる銘柄や下げ渋る銘柄が目立ちました。
イーレックスが新値追い
推奨銘柄ではイーレックス<9517>が大幅高で新値追い、ダイセキ<9793>、レノバ<9519>も堅調で、オキサイド<6521>や栗田工<6370>は下げ渋りました。前場は売り買いとも見送りましたが、引き続き過熱感なく高値抜けを目指す銘柄を狙う方針で、後場は大引けにかけ締まってきた商船三井<9104>とオキサイドに追撃買いを入れ、信用規制中ながら強い動きを見せているシキノハイテク<6614>を買い直しました。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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