海外投資家、日本株に強気見通し【転ばぬ先のテクニカル】

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2万7500円堅く反発

昨日の東京株式市場は反発しました。寄り付きはNYダウが下げたことで売り先行スタートとなりました。しかし、2万7500円が堅く、割りそうで割れないということだと思います。そこで売り方が買い戻しをして反発ということになっているようです。

世界的景気回復が日本企業の業績押し上げ

昨日の日経新聞に「ゴールドマン、日本株投資に強気」という記事がありました。7月30日のレポートで、世界の資産配分の一環として今後3カ月の日本株について強気の認識を示したということです。世界最大の運用大手ブラックロックも日本株の投資判断を弱気から中立に引き上げており、世界的な景気回復が下半期の日本企業の業績を押し上げるだろうとしています。

貸し株が8月に入って返済される

海外勢の日本株の見方が変わりつつあることは、外資系証券会社に勤める友人からも伝わってきました。彼が言うには貸し株に出ていた株券が8月に入って返済されてきているということです。通常、彼らが中長期で投資している銘柄は、保有期間は配当金しか入ってきません。それではもったいないので、株価が下がると考えて空売りするファンドなどから株を貸して欲しいという要望があれば、3月や9月の決算までに返してもらうことを条件に株を貸し出して品貸料を受け取ります。

株価大きく崩れないという判断

通常は9月決算前に返済されるケースが多いのですが、今回は早く返済されてくるということです。即ち、この先株価が大きく崩れないという判断に傾き、早めに買い戻ししだしているようだということです。今年の日経平均の高値は2月16日です。信用取引の高値期日は半年なので8月16日になります。そこを通過すると需給が徐々に好転していくために、9月まで売っていては株価が上がってしまう、といった見方から貸株の返済が通常よりも早く始まったのではないかと考えられます。

CYBERDYNEは株不足

今日は久々に注目株をひとつ。8月13日に決算発表を予定しているCYBERDYNE<7779>です。昨年11月以降、ズルズルと値下がり続けて半値以下となっています。注目は日証金の残高で、8月4日時点で融資199万株に対し貸株が324万株と125万株の株不足となっています。また、7月30日現在、モルガン・スタンレーMUFGが484万株程度の空売り残高を報告をしており、何らかの材料で買い戻しが入れば値が飛ぶのではないかと思う次第です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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