選挙報道で右往左往【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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大幅反発し2万9000円台回復

昨日の東京株式市場は大幅反発し2万9000円台を回復しました。前日は静岡補欠選挙で自民党推薦候補が惨敗したことで衆院選への期待がしぼみ反落しましたが、昨日は朝日新聞調査で自民党が単独過半数を大きく上回るとの報道を好感したようです。

NY最高値更新も後押し

また、バイデン政権の掲げる歳出案を巡り、規模が大き過ぎるとして今まで反対姿勢を示していた民主党の穏健派のマンチン上院議員が今週中の合意の可能性に言及したことで、NY市場が最高値を更新したことも後押ししたと思われます。

一目均衡表GC迫る

選挙情勢で上下にぶれる毎日ですが、日経平均は25日線を回復。一目均衡表では雲の中に突入し、転換線と基準線のゴールデンクロスが迫ってきました。一目均衡表の雲の上限が2万9583円に位置しており、そこを突破するのは簡単ではないと思われますが、強い動きに移りつつあるという感触が出てきました。

オリックスは新たな長期トレンド

個別ではオリックス<8591>に注目します。昨日は子会社の会計ソフト会社弥生の売却方針が伝えられ、売却益計上期待で上昇しました。株価は2018年1月以来約3年10カ月ぶりの高値圏に進んだことで新たな長期トレンドでのスタートとなりそうです。

日々勇太朗

 

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