ADR売られリバランスも
昨日の東京株式市場は続落となりました。前日の決算発表で今期の経常利益を6%下方修正したファナックや今期営業利益を2%下方修正した日立製作所、市場予想に届かなかった富士通などが米ADR市場で売られたこともあり、シカゴの日経225先物は360円安で帰ってきました。エムスリーやダイキン工業なども寄り付きから売られて急落。また、昨日はTOPIX浮動株比率の定期見直しに伴う、TOPIXパッシブ連動資金のリバランス需給が発生するため、この需給を見込んだ先回り的な売りが寄り付きから持ち込まれたものと思われます。
NY市場は利食い出る
NY市場ではNYダウが0.74%安となりましたが、10月13日の十字足陽線から9本連続陽線を連ね、26日の日足が上髭陰線形成でしたので、酒田五法の新値八手十手でUターンとなりました。ナスダックは0.123ポイント高でしたが、昨日、一昨日と2日連続の上髭陰線でしたので、利食いが出てきていることが伺え警戒せねばなりません。
売り圧力が高まりやすい一日
日経平均は一時405円安までありましたが、押し目買いが入り戻してきました。ただし、25日線(2万8843円)を維持したことは評価できます。本日は月末最終日で、日曜日は総選挙の投票日ですから、売り圧力が高まりやすい一日ではないでしょうか。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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