短期下落の最終局面か【転ばぬ先のテクニカル】

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NY主要3指数長い下髭

昨日の東京株式市場は3日続落となりました。米国市場はNYダウは4日続落、S&P500は5日続落でしたが、ナスダックは5日振りに反発。10日の米国市場は日中値幅が大きく、NYダウは536ドル、S&P500は91ポイント、ナスダックは423ポイントありましたが、主要3指数ともに長い下髭を引きました。

底打ち感が出た様子

NYダウは寄り付き高値だったため日足は陰線ですが、S&P500とナスダックは陽線形成となりました。NYダウとS&P500は75日線が下値支持線として機能したようです。ナスダックは崩れ足とはなっていますが、昨年10月13日~14日に空けた日足の窓を埋めました。そこから急速に戻したことで底打ち感が出た様子です。

日米とも14日~17日が変化日

一般的に「押しは窓まで」と申しますのである程度信ぴょう性は高いものと思います。日米ともに1月14日~17日が株価変化日であり、調整が長引いてもその辺りまでではないでしょうか。

三角保ち合いの可能性

10日の米国市場ではシカゴの日経先物が一時2万7860円まで下げる局面がありました。現在の日経平均のエリオットカウントで有力なのは、昨年9月高値からは上値切り下げ・下値切り上げの三角保ち合いの可能性です。
9月14日3万795円高値から10月6日の2万7293円安値への下落がA波、11月16日の2万9960円戻り高値がB波、12月3日の2万7588円安値がC波で、本年1月5日の2万9388円高値でD波が終わり、現在12月安値を割らないはずのE波進行中というものです。

しばし押し目買い戻り売り

10月安値の2万7293円と12月安値の2万7588円の延長線である下値支持線は現在2万7800円近辺に位置しており、シカゴの先物安値で5波動のトライアングルのE波のボトムを打ったかもしれません。ただし、1月5日からの日足ローソク足はリバウンドなく棒下げているため、しばし押し目買い戻り売りにより段階を踏まねばならないと思われます。

流れはグロースからバリュー

個別では昨日もレーザーテックやキーエンスなどの値嵩株が崩れ、一方で銀行や保険などの金融株がシッカリの展開です。流れはグロース株からバリュー株へと大きく変化していることが伺えます。下げたグロース株は近々巻き戻しのリバウンドが出るでしょうが、恐らく戻り売りになると見ています。今後は低PERのバリュー株の押し目買いが正解なのかなと思っています。

インフレ関連で住友鉱に注目

昨年よりご紹介しているナブテスコ<6268>やロードスター<3482>などは昨日も逆行高。新しいところでは、昨日逆行高した中で住友鉱山<5713>に注目です。日足がBOX相場を上放れ、週足でも三角持ち合い上放れてきており、インフレ関連銘柄として大いに注目されるところです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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