2万7700円近辺がターゲット【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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短期的な底打ち示唆

週明け31日の東京株式市場は続伸し、日経平均、TOPIXともに5日移動平均線を回復してきました。海外市場もようやく落ち着くを取り戻しつつあり、押し目買いが入りだしました。先週28日の日経平均の日足は27日の大陰線の中で陽線を立てる「陰の陽孕み」でした。そして昨日は更に陽線を立てたことで短期的な底打ちを示唆する形となりました。

金利上昇嫌気した最悪場面通過

米国でFRBのインフレ抑止姿勢が鮮明となり、金利上昇を嫌気した急落は先週月曜日で最悪場面を通過したようです。先週のNYダウは24日に3万3150ドルまで急落しましたが、週末は3万4725ドルまで戻し、週足は前週比460ドル高と3週ぶりに上昇しました。これはS&P500やナスダックも同様で、特にナスダックは前週比1.65ポイント高とわずかの上昇ですが、終値ベースでは5日移動平均線を回復しており、投げが一巡したことが伺えます。

悪材料は押し目買いの好機の可能性

今週も経済指標や注目企業の決算発表が多数予定されており、上下に大きくブレる可能性はありますが、最悪部分を織り込んだとすれば、今後の悪材料に対して押し目買いの好機となる可能性があると思われます。

目先筋の投げ一巡し需給改善

さて、1月相場が終わりましたが、月足は大陰線で12月の陽線を陰線で包み込む陰線包み足となりました。月足MACDがデッドクロスしましたので、現状は戻り売りに変更はありません。直近の下げが急激であり、値幅も出たことや、2万7000円台割れでは出来高、売買代金が急増しました。目先筋の投げは一巡し、需給が改善したことでリバウンド2日で約1000円戻しました。

一目均衡表の基準線は半値戻し水準

1月5日高値から27日安値までの下げ幅に対する38.2%戻しが2万7319円、半値戻しが2万7713円、61.8%戻しが2万8107円ですが、一目均衡表の基準線が2万7716円に位置していることから半値戻し水準がターゲットと考えられます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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