上下幅200円未満で小動き
昨日の東京株式市場は典型的な月曜ボケの一日でした。月曜ボケとは昭和の頃によく材料難で方向感がない場合に使われた言葉です。先週末の米国市場は反発し、シカゴニッケ225先物は135円高で帰ってきました。しかし、昨日の日経平均は19円高で寄り付いた後は上下幅200円未満で小動きとなりました。
投資家は様子見を決め込む
これはこの日から東証が約60年ぶりとなる市場改革により、今までの4市場(東証一部、東証二部、ジャスダック、マザーズ)が3市場(プライム、スタンダード、グロース)へと移行したことが要因と思われます。今のところ特段大きな変化は見られませんでしたが、なにかあるかもしれないと投資家が様子見を決め込んだからだと思われます。
ネット証券主流の時代がなせる業
新年度入りと同時に新市場ともなれば、昔ならばご祝儀買いが入りシッカリしたものですが、平成、令和と時代が変わり、そのようなことは起こらなくなりました。人を介さないネット証券主流の時代背景がなせる業でしょう。
目につくのはマザーズの堅調ぶり
昨日の相場で目についたのはマザーズ指数の堅調ぶりです。年明けから崩れたマザーズ市場は長期金利の上昇だけでなく、市場改革を嫌った面もあったのでしょう。大半のマザーズ銘柄がグロース市場へと移り、見直し買いが入りだしたということです。3月第3週にマザーズ指数は週足で陽線包み足の買いシグナル以降ジワジワと上げてきました。
次なる銘柄を模索
その辺りを見込んで当欄ではSansan<4443>やギフティ<4449>を取り上げ順調に値上がりしてくれています。また、当時東証1部からは調整完了で底打ちしたエムスリー<2413>も15%程度上げてきました。銘柄を多数取り上げても引っかかっては元も子もありません。タイミングを図りならがら次なる銘柄を模索していきたいと考えております。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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