円安加速【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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半導体買われ一時300円高

昨日の東京株式市場は反発しました。しかし、市場参加者は少なく、前日に続き閑散な取引となりました。祝日明けの米国市場は小幅に続落しましたが、半導体SOX指数が高かったため、東京株式市場は東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体株が買われ、日経平均は一時300円高の2万7100円まで上昇しました。

閑散相場故に乱高下

しかし、25日線に接近したことで売りが持ち込まれて急速に値を消す場面もありました。閑散相場故に先物に仕掛けが入ると上下値幅を伴った乱高下が起こります。出来高を伴い25日線や一目均衡尾表の雲を抜け出せなければ上値追いも限定的です。

13営業日で8円も円安

ところで円安進行が止まりません。ドル円はなんと128円台に乗せてきました。2015年6月の125円85銭を突破したことで、レンジが切り上がり円安進行は想定通り。ただ、足元の円安ピッチは非常に早く3月末の121円28銭からわずか13営業日で8円も動きました。

口先介入効果は限定的

日銀が異例の3日連続での指値オペをして長期金利を押さえ込もうとしたために、日米金利差が拡大したことからの円安で当然と言えば当然の動きです。弾みがつき過ぎたことで、このところ政府も日銀も急激な為替の動きは「悪い円安だ」とけん制しても口先介入効果は限定的です。中長期の円安ドル高トレンドは変わりません。ただし、今週の動きは非常に投機的であり、テクニカル調整が入る可能性が高まっています。

これだけ円安でも輸出株動かず

それにしても、これだけ円安になっても輸出関連銘柄が動きません。トヨタ自動車などは3月末に2262円高値がありましたが、4月12日には2065円まで値下がりしました。昨日は2180円台まで戻してきましたが、8円動いても3月末より下に位置しています。

様子見か個別で軽く売買

このあたりが相場の先行きを読みにくくしています。トレンドが作られるまでは様子見か個別で軽く売買する程度にせねばなりません。

日々勇太朗

 

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