ナスダックの1万1100ポイントは岩盤か?【転ばぬ先のテクニカル】

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2万7000円に接近したことで戻り売り

昨日の東京株式市場はマチマチの展開でした。寄り付きは反発して始まり日経平均は一時2万6898円まで上昇しましたが、2万7000円に接近したことで戻り売りが出てきました。

利上げに踏み込まずNY主要指数上昇

注目されたFOMC議事録では大半の当局者が次回6月と7月の2回の0.5%の利上げを支持。0.75%といったタカ派の意見がなかったことや9月のFOMCでは一旦様子を見たいといった意見もあり、思ったほど利上げには踏み込んでいないことが分かりNY主要3指数は上昇しました。NYダウは4日続伸、S&P500とナスダックは反発しました。

エヌビディア第二四半期市場予想を下回る

また、取引終了後に画像処理半導体のエヌビディアの決算が発表されました。第1四半期の売上高や営業利益は市場予想を上回りましたが、第二四半期の予想が市場予想を下回ったことで、時間外取引の同社株は6.5%程度急落しており東京市場の寄り付きでは警戒材料と見られましたが、ナスダック100先物は小動き推移だったため幅広く買いが先行しました。その後、ナスダック100指数がマイナス幅を徐々に広げだしたことから日経平均も水面下に沈んでしまいました。

エヌビディア決算受けたナスダックは…

昨日の当欄でナスダックは正念場としましたが、25日は反発し5日線を回復。エヌビディアの決算を受けた26日がどのような動きとなるのか注目です。

一旦大きなリバウンドを期待

個人的にはこの辺りで一旦は大きなリバウンドを期待したいところなのですが、直近の安値を見ると5月12日が1万1108ポイント、5月20日が1万1035ポイント、24日が1万1092ポイントといった具合で、1万1100ポイント近辺で下げ止まりを3回繰り返しており、下値の岩盤として意識してくれないかと観察しています。まだまだ油断は出来ない状況ではありますが、底入れするとすれば良い位置だと感じる訳です。

NEXT FUNDS ナスダックに注目

個別ではNEXT FUNDS ナスダック100為替ヘッジなし<1545>に注目します。仮に1万1100ポイント近辺が堅いとすれば、次のリバウンド狙いにと考えます。

株価と為替両面で値上がり享受も

ドル円の一目均衡表・週足を見ると今週は一時転換線にタッチしました。急速な円安進行に対する調整一巡感があり、今後徐々に円安トレンド回帰となった場合、株価と為替の両面で値上がりを享受できるかもしれません。もっともナスダック指数が1万1000ポイントを明確に割り込むならばロスカットとなりますが、ロスよりもリターンの方が値幅が大きくなる可能性があると考えます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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