トレンド転換明確に【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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200日線明確に超える

昨日の東京株式市場は4日続伸し、日経平均、TOPIX共に200日線を明確に超えました。今週は週末にメジャーSQを控えており、売り方のヘッジ買いが先物に入っているものと思われます。

一気に2万9000円近辺も

先物主導による上げではありますが、先週の26週線突破に続き200日線を突破したことは非常に良い傾向です。次の上値のレジスタンスは3月25日高値の2万8338円ですが、この近辺の累積出来高は少なく、2万9000円近辺まで一気に浮上するかもしれません。

米消費者信用残高が増加

ところで昨日の米国ではFRBから4月の消費者信用残高が発表されました。普段はあまり注目されない指標ですが、俄かに注目を集めました。というのも年率換算で10.1%増となり金額ベースの残高は4兆5667億ドル(約606兆円)で前月から380億ドル増加しました。

個人消費マインドの参考
消費者信用残高というのは個人向けのクレジットカードなど信用供与の残高を対象としたものです。一般に米国では消費者支出が景気の重要な部分を担っており、日常的な消費の際にクレジットやローンを組むことが珍しくなく、毎月発表される消費者信用残高は、個人の消費マインドをチェックする際に一つの参考となります。

ローンがコロナ危機前の最高水準超える

直近の伸び率は2月が前年対比で9.2%増、3月が12.7%増でしたので4月は若干鈍化しました。ただ、内訳を見ると、クレジットカードなどの「リボルビング払い」ローンが19.6%増えているのです。金額では1兆1032億ドルとなり、新型コロナウイルス危機前の2020年2月に達した最高水準(1兆1000億ドル)を超えてしまいました。

消費落ち込むか返済滞る可能性

足元で金利が上がっているにも関わらず信用残高が増加するというこの現象は気を付ける必要があります。今後、消費が大きく落ち込むか、債務返済が滞る可能性があり、今後は毎月チェックしていかねばならないと思います。

個別はトレンド崩れるまで持続

さて、個別物色が活発になってきました。当欄注目株からはアルプスアルパイン<6770>が1500円台乗せ。また、半値八掛け二割引水準としたエムスリー<2413>も4000円台を回復し、NEXT FUNDSナスダック100連動型上場投信<1545>も1万7000円台へと上昇。Jフロントリテイリング<3083>も順調に上昇しており、トレンドが崩れるまでは持続かと考えます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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