先週は失礼いたしました。身内に不幸があり、2日間お休みを頂戴しました。
金利引き上げ織り込みだす
さて、先週の東京株式市場は145円高となりましたが、週足は上髭の陰線形成となり、5週移動平均線近辺で上値が抑えられました。週末13日に日本の10年長期金利が日銀が上限とした0.50%を上回りだし、本日から明日の日銀金融政策決定会合で更に金利引き上げが行われる可能性を株式市場は織り込みだした模様です。特に海外勢が大量の空売りを仕掛けており、新発国債に占める日銀の保有比率が100%を超えだしたとの報。
東京株式売られやすい環境
米国市場は堅調推移する中で、円高進行により東京株式は売られやすい環境となってきました。ただし、昨日の銀行株の動きをみると、りそな銀行<8308>が最高値圏で陰線包み足。みずほFG<8411>は差し込み陰線、三井住友FG<8316>もそれに近い足となっており、今回の日銀会合は現状維持の政策変更なしを示しています。そうなると会合通過後は一旦円高進行が止まり、値嵩ハイテク株が買われる一方で、金融株は調整局面入りとなる可能性が高いのではないかと考えます。
会合結果待ちで様子見
本日は米国市場が祝日のため海外勢のフォローは限られます。明日の日銀会合結果待ちであり、大きな動きはないものと思われます。まずは会合結果待ちで様子見ということになりそうです。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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