再度、AFC‐HDに注目【転ばぬ先のテクニカル】

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マチマチの展開

昨日の東京株式市場はマチマチの展開でした。日経平均は5日ぶりに反落する一方でTOPIXは3日続伸となりました。前日は次期日銀総裁に雨宮氏へ打診したちの報道を受け、量的金融緩和の継続の可能性から銀行株が売られましたが、一部で打診はしていないとの否定コメントが出ていたことから買戻しの動きが出たようです。

上放れの並び黒で注意必要

一方で日経平均は上放れの動きを見せだしましたが、サイコロジラインが10勝2敗と過熱状態にあり、利食いが出やすい環境にあるということでしょう。日経平均の日足ローソク足は上放れの並び黒となりました。トレンドの末期に出やすい足であり、まだトレンド転換ではありませんが注意が必要です。

Fear&Greed Index跳ね上がる

これはも同様で、欲と恐怖のバロメーターであるFear&Greed Indexが75に跳ね上がっています。また、ナスダックの足は2月2日に上放れの陽線形成となりましたが、翌3日は下放れの上髭陽線、そして上髭十字に近い陰線となり上値の重さが強調されています。VIX恐怖指数も20を割り込んでおり、下げ余地はあまりありません。

AFC‐HDはスタートラインまで急落

ところで、AFC‐HDの株価が急落しています。ご紹介してから順調に上昇し、前日には997円高値までありましたので、もし、ご購入された方々は当然利食いされたものと思われますが、流石にスタートラインまで急落しましたので、再度、注目株として取り上げたいと思います。

株主優待変更し配当で還元

今回の急落は株主優待制度の変更によるものです。同社のIRを見ると「2005年の上場以来、株主優待を実施してきました。上場より18年が経過し、一定の目的を果たせたとして、本来の利益還元のあり方から業績を上げ、その利益を配当で還元することが適切だと判断」したということです。

優待投資家の投げほぼ一巡

従来からの商品引換券や割引券の配布をほぼ半分にする一方で、配当を増配し、従来の25円から27.5円にすると発表しました。配当金と商品引換券込みの予想配当利回りが低下することとなることを嫌気した形です。ただ、ストップ安まで売られたのは流石に行きすぎに感じます。出来高も通常の倍以上に膨らみ、優待投資家の投げもほぼ一巡ではないかと思います。

ここより押し目買いに分

週足の一目均衡表では一昨日の997円が雲上限でピタリと止まり、昨日は一気に転換線、基準線を割り込んでしまいましたが、遅行スパンが日々線まで落ちたことで、早晩、止まるものと考えます。雲下限が760円近辺ですので、ここより押し目買いに分があるのではないでしょうか。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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