日経平均3日続落もTOPIXは5日続伸
昨日の東京市場は前日に続きマチマチの展開でした。NY株安の影響を受け、日経平均は3日続落しましたが、非鉄金属や鉄鋼、石油株が牽引し、TOPIXは5日続伸となりました。
金融当局者からタカ派発言相次ぐ
8日のNY時間には4人の金融当局者からタカ派発言が相次ぎました。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は「十分に景気抑制的な政策スタンスを達成しなければならない」とした上で「インフレ率を確実に2%に回帰させるため、そうしたスタンスを数年間維持する必要があるだろう」と述べました。ウォラーFRB理事も「当局はインフレ抑制で前進を遂げてきたが、まだ取り組みは完了していない」と指摘し「それは長い闘いとなりそうで、金利は現在の一部の予想よりも一層高い水準に一段と長くとどまる可能性がある」との考えを示しました。
米10年債利回り上値抵抗ラインに到達
市場が考える以上に当局者の間では引き締め期間が長期化すると考えており、マーケットとの乖離が浮き彫りになりつつあります。米10年債利回りは3.62%まで上昇していますが、10月21日の4.324%と12月30日の3.908%高値を通した上値抵抗ラインに到達。ここを突破するのか、跳ね返すのかでナスダックの流れが分かれますので要注意。
SQ値を上回るか下回るかで方向見える
さて、本日は2月限オプションSQです。1月SQは2万6325.21円で着地し、1月18日にSQ値を突破してから上昇に拍車が掛かりました。SQ値を上回って推移するか、下回って推移するかで方向が見えてきます。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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