方向感なく小動き
昨日の東京株式市場は方向感なく小動きとなりました。20日のNY市場がプレジデントデーの祝日のため、昨日、本日は海外勢のフォローが限られます。そのため、散発的に個別物色の動きはありますが、商いは低調です。
トレンドレスが20日間
日経平均は1月24日に日経平均が2万7000円台に乗せて以降、高値は2月6日の2万7821円、安値は2月13日の2万7266円と2万7500円を挟み上下300円程度のもみ合いとなっています。この間の営業日数は本日で20日目となっており、トレンドレス期間が長すぎます。今週はソロソロ、上か下かトレンドが発生するのではないかと思われます。
FOMC議事録と植田氏の所信聴取
今週は22日(水)に1月31日~2月1日に開催されたFOMCの議事録が公表されます。連銀理事の判断経緯が注目を集めることになります。そして週末24日(金)には衆院で次期日銀総裁候補の植田氏の所信聴取が行われます。
早期政策急転換の可能性低い
植田氏は2月10日、記者団に「金融政策は景気と物価の現状と見通しに基づいて運営しないといけない。現在の日銀の金融政策は適切だと考えている」と述べました。このため、早期の政策が急転換する可能性は低いといえます。ただし、植田氏は「判断は論理的にし、説明をわかりやすくすることが重要」とも話しました。
言葉の節々から今後の大きな方針探る
そのため、長い目で見た場合は、金融政策をできる限りシンプルにすることも意識されていきそうです。所信聴取では金融市場の秩序を乱さないよう配慮した発言になると思われますが、その言葉の節々から今後の大きな方針を探ることになります。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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