地政学リスクを警戒
昨日の東京株式市場は4日続落となりました。26日の米国市場は主要3指数が続落しました。民間軍事会社ワグネルによる反乱は短期で収束し、プーチン政権を覆すことはなかったものの、地政学リスクの上昇を警戒した売りが先行しました。
陽の陰孕みから下放れて推移
NYダウは25日線にタッチしてきました。ナスダックは25日線まではまだ距離がありますが、主要3指数のMACDがデッドクロス。なによりも週足は日経平均同様に陽の陰孕みから今週は下放れて推移しており、25日線を守れないようだと調整局面入りを意識せねばなりません。
年金基金のリバランス売りを警戒
米国市場の下落が東京市場の株価の重しとなったこともありますが、それよりも6月末にかけての年金基金のリバランス(資産の再配分)に伴う売りなどが東京市場では警戒されているようです。
日柄調整長引く可能性
日経平均は前日の安値を割り込み、一時、3万2365円近辺を走る25日線攻防となりました。一目均衡表の基準線が3万2165円に位置しており、25日線や基準線で止まるのかどうかに注目が集まります。これらを割り込んだ場合は日柄調整期間が長引く可能性がありますので注意が必要かと思います。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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