TOPIX主体で見る相場か【転ばぬ先のテクニカル】

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ETF配当金捻出の売りに5日続落

昨日の東京株式市場は5日続落しました。昨日も先週末に続き上場ETFの配当金捻出の売りが約6000億円予定されていたことで、上値追いは限定的であり、押し目買いも入りにくい一日でした。

ダブルトップ確定1/3押しへ

そのため、日経平均のダブルトップ確定となる6月27日安値(3万2306円)を割り込んでしまいました。こうなると、以前もお伝えしましたように、上げの1/3押しとなる3万1000円近辺が、落ち着きどころとしては妥当な位置ではないかと思います。

円高進み日本の長期金利上昇

先週末の当欄で「円高」に警戒としたところ、その日の海外市場で142円台まで1円程度円高が進行しました。また、日本の長期金利が上昇しだし、昨日は0.025%高の0.460%まで上昇してきました。

137円近辺への円高も

7月末の日銀会合での政策変更期待で長期国債を売る(金利は上昇)動きが出始めており、そうなるとドル円は5月中旬から6月半ばにもみ合っていた140円近辺、更に進めば5月初旬の137円近辺へと円高が進むかもしれません。

TOPIXはダブルトップとはならず

仮に140円まで円高が進めば値嵩半導体関連が売られ、日経平均3万1000円は早いとなりますが、一方で、TOPIXのチャート形状は日経平均とは異なり、年初来高値は7月3日です。6月高値よりも7月高値のほうが10ポイント高く、こちらはダブルトップ形成とはなり得ません。ただし、先週の週足は陰線包み足でしたので、注意が必要です。

銀行など金融株主体の上昇

今後起こると想定できることは、7月高値を更新する新値街道驀進ないし、再度6月高値近辺まで戻したところが3番天井となる三尊天井形成か、5月高値の2200ポイント割れへの調整でしょう。日本の長期金利上昇と円高となれば、銀行などの金融株主体の上昇が考えられることから、日経平均よりもTOPIX主体の相場形成と考えるべきなのかもしれません。

花王は日足、週足ともに好転

個別では日足、週足ともに好転しだした花王<4452>に注目します。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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