昨年の年間高値をつけたの日
昨日の当欄で25日線と75日線のデッドクロスが近づいているため、今週末から来週初めにも25日線突破が必要あるとしました。実はそれ以外にも今週末が変化日となり得るため注目となります。それは昨年の日経平均の年間高値をつけたのが8月17日ということ。
よくあること
面白いもので、前年の転換日が翌年の転換日になるのはよくあることです。例えば昨年6月9日に日経平均は2万8389円高値から6月20日には2万5520円まで急落しました。わずか2週間で10%を越える急落となったのです。そして今年。1日早い6月8日に3万1420円安値から6月19日には3万3372円まで急騰。上昇率は6.2%と前年とは逆さまですが、大きな変化日になったことが分かります。
変化日までの動きが重要
そのため、今週17日前後は変化日となる可能性があり、そこまでの動きが重要となります。17日に向けて上げていくならば、転換日以降は売り転換、逆に下げていくならば買い転換となりましょう。
理想は一旦下落に転じること
理想としては一旦下落に転じることです。3兆8000億円近くに積み上がった信用買い残が整理させる必要があることや、6月第1週以降、海外投資家の買い越し額が減少傾向にあることで、一旦下落に転じ買い場を提供して欲しいというもの。
3万700円台が堅い位置
仮に下落した場合、普段から申し上げている三段下げで3万1500円前後が理想的ですが、勢いがついて下落しても3万700円台が堅い位置だと思われます。2021年2月と9月に3万700円台でダブルトップを付けており、ここを突破したことで3万3000円台まで走った訳です。
ダブルトップ以降はボックス相場
このダブルトップ以降は22年3月の2万4681円、6月の2万5520円、10月の2万5621円、本年1月の2万5661円、3月の2万6632円と順次下値を切り上げてボックス相場を形成してきました。
3万6000円まで上昇の可能性高い
概ね2万5500円から3万700円までの約5200円幅のボックスを今回抜け出したことで、上値目標は3万700円+5200円=3万5900円が計算できます。ここで調整のあるなしに関わらず、3万6000円近辺までは上昇の可能性が高いと見ています。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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