買い場探しの局面【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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変化日に向け理想的な下落

昨日の東京株式市場は続落しました。日経平均はお伝えしてきた下値目標値の3万1500円を割り込み、一時3万1309円安値までありました。昨日もお伝えしましたように、17日は変化日(昨年の年間高値日)であり、ここに向けて理想的な下落となってきたことで、私は買い場探しの局面と考えています。

悪手でも仕込みたい

ここより2021年のダブルトップを形成した3万700円台までのどこかで底打ち予測。日足は長い下髭を引いたことで、ひょっとすると底打ちしたのかもしれません。米国市場の格言では「落ちてくるナイフを手で掴む」は悪手とされていますが、予測通りの展開で下落してきたことで、敢えて悪手でも仕込みたいと考えます。

一般的なテクニカル分析指標は悪化

テクニカル手法の多くは買いではなく、売りとなります。
移動平均線では中期トレンドを示す13週移動平均線を全ての指数が割り込んできました。しかも今週で5週線と13週線がデッドクロスしてきます。日足の移動平均線の並びは上から25日線、5日線、75日線ですが、5日線と75日線のデッドクロスが視界に入っています。
週足一目均衡表では転換線を割り込み、転換線自体が下向きに転じました。日足一目均衡表では雲の中を推移しており、雲の下限に接近してきました。
こうした一般的なテクニカル分析指標は悪化しており、本来は「売り」となります。

売られ過ぎ下げ過ぎの領域

一方で、売られ過ぎか買われ過ぎかを判断する相対力指数のRSIは16日段階で39.4と売られ過ぎ目前。RSI同様に売られ過ぎ買われ過ぎを判断するストキャスティックスはFASTが16.65、SLOWが23.10と既に売られ過ぎの領域に入っています。標準偏差を活用したボリンジャーバンドではマイナス2σを割り込んできており、明らかに下げ過ぎであることを示しています。

好決算で高配当のヤマハ発動機

第1四半期の決算が一巡し、発表直後に乱高下した銘柄も落ち着いています。なかでも上方修正した銘柄が発表後に急騰した値幅を全て消し去る急落銘柄が目につきます。そのような好決算で高配当の銘柄に目を向けていこうと思います。ヤマハ発動機<7272>に注目しています。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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