売り買い交錯も7日続伸
本日の東京株式市場は7日続伸となりました。4日の米国市場はレイバーデーの祝日で休場。欧州市場は総じて小幅安で大阪取引所の夜間取引の日経平均先物は前日比30円安の水準で取引を終えていました。今朝の東京市場は売り買い交錯でスタートしましたが、昨日までの余熱を駆って一時3万3000円台を回復する局面がありました。
2日連続の高値引け
その後は日本経済新聞社が公募増資と新株予約付社債の発行により2000億円規模の資金調達を計画していると報じたJFE株が急落したことが他の鉄鋼株に波及したことや、日経平均株価の採用銘柄の定期的な入れ替えで新規採用となったレーザーテック、メルカリ、ニトリHDが買い物で始まったものの、9時半までに本日の高値をつけて下落に転じたことで、日経平均は155円安まで下落。その後、押し目買いが入り下げ幅を回復し日経平均株価は2日連続の高値引けとなりました。
メジャーSQは波乱ない
今週末はメジャーSQです。昨日までの先物、オプションの手口からみると3万2250円~3万2850円での決着でしょう。大口投資家のゴールドマン・サックスの場合は3万2500円以上ならどんどん上げて欲しいポジション。ABNアムロの場合は3万2500円以上、3万3000円以下を狙うポジションと思われ大きな波乱はないでしょう。
3万2000円近辺へ押し目欲しい
一方で、足元の上昇は過熱感が出てきました。8月21日から4連騰、1日休んで6連騰で、この間の値上がり銘柄の1000超が11日。騰落レシオは4日段階で25日が128%、15日が148%、10日が232%、6日が283%と短期になればなるほど超過熱状態となっています。直近2日間は新高値銘柄が400超となっており、ここでは休養が必要です。3万2000円近辺あたりへの押し目が欲しい局面です。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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