参加者極端に減少し終日小動き
本日の東京株式子市場は材料不足で終日小動きの一日でした。海外市場がクリスマス休暇で市場参加者が極端に減少。今晩も欧州市場がボクシングデーで休場となることから、明日も同様の展開が予測されます。
先導株比率30%超え続く
テクニカル指標で気になるのは先導株比率です。12月6日以降、30%を超えており、6日平均では昨日まで11日連続です。先導株比率とは、特定の銘柄(上位10銘柄)が全市場の値幅を先導しているかどうかを示す指標です。つまり、市場が上昇するときに特定の株式が最初に上昇し、市場が下落するときに最初に下落するかどうかを示す指標で、市場のトレンドを理解し、市場の期待を把握するために非常に重要です。
指数が急落する可能性高まる
先導株比率は通常15%~30%で推移します。これが6日平均で11日間30%を超えているということは、上位10銘柄が過熱していることになります。この間、日経平均はBOX相場の往来相場。物色が広がらず膠着している銘柄が多数の中で、上位10銘柄に商いが集中している訳で、なんらかの切っ掛けで、これらが売られることになれば、指数が急落する可能性が高まります。
基本強気も様々な現象観察して対処
筆者は基本的に今の相場を強気で見ておりますが、何か起こった時に対処できるよう常に様々な現象を観察し、慌てることのないように気を配ることは大切だと思っています。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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