需給要因による急騰【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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裁定売り残の解消買い

 先週の東京株式市場は大幅続伸となり、200日や26週移動平均線を突破しました。先々週末終値からはザラ場で1538円もの上昇となりました。25日移動平均線との上方乖離率は8.6%に拡がる過熱状態。何故これだけ上がるのか返答に困る状況ですが、それは需給要因と考える以外に答えを見出せません。買いの主体はヘッジファンドなどの先物を中心とした買い戻しに加え、2兆5000億円に積み上がった裁定売り残の解消買いと思われます。

6月SQまでは個別物色

 裁定業者の利食いに伴う現物買いにより指数が押し上げられたことで、6月末決算を迎えるファンド勢のショートカバーを誘引。この流れは6月メジャーSQまで続く可能性がありますが、当然ロールオーバーされる玉もありますので、概ね先週でお祭りはピークアウトではないでしょうか。6月SQまでは個別物色となりましょう。

日々勇太朗

相場見通し

株式投資アドバイス、チャート分析、日経平均、移動平均線、ヘッジファンド、裁定取引、ショートカバー、SQ

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