NTTの大幅株式分割【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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1万7000円で売買が可能

NTTが7月1日を基準日として1対25の株式分割を実施した。これにより100株単位で売買が可能であることから1万7000円で売買が可能になる。
筆者自身はKDDIやソフトバンクを含めて通信系の株には全く興味が沸かなかったが、これだけ投資金額が低いなら100株だけ購入して放置しようと思う位だから、会社側にしてみればコストは増えるものの、個人投資家を拡大させる意味では英断だったと思う。保有年数に応じて1500~3000ポイントのdポイントを受け取ることができるから利回り面からも長期で保有する投資家は増えるだろう。

ハードル高いキーエンスやファーストリテイリング

因みに最低投資金額で毎度話題になるのが680万円程度必要なキーエンスや370万円程度必要なファーストリテイリング。キーエンスは2017年と2019年にそれぞれ1株を2株に、ファーストリテイリングも今年3月1日付で1株を3株に分割しているが、それでもこれだけ高額だと富裕層かつ投資する会社に対してこだわりを持っている投資家に限定されるだろう。

株式投資に興味がない若年層

株好きの親が逝去して遺産を引き継いだときに株式投資に興味がないからとして保有株を全て売却した話も聞いたことがある。株式投資に興味を持たない若年層が増えるなかで、今回のNTTの大幅株式分割も一つの方法だと思う。NTTのように大胆な方策を打ち出す企業が増えることはいいことだ。

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