星野三太郎の株街往来~チャレンジ精神

大証|企業速報 証券市場新聞

今回の第2四半期決算ではハイテクを筆頭に上方修正を発表する企業が相次いだ。20年ぶりに過去最高益を更新するソニーもそのうちの1社だが、同時に発表したペットロボット「aibo(アイボ)」を18年1月11日に発売すると発表したことが目を引いた。アイボは1999年から2006年まで発売されていたが、エレクトロニクス機器部門のリストラ策の一環として生産を終了しまった。家族の一員として今でも愛玩しているユーザーは多く、定年退職されたOBの方が修理を受けていることが度々ニュースで伝わっていた。2014年にソフトバンクがヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」を発表して話題になったが、ソニーがアイボの生産をやめずに開発を続けていたら、単純比較はできないが、それほどペッパーが話題になることはなかったと思った。本業とかけ離れている製品でも、人々の生活に密着していて愛されているなら、多少業績が悪化しても、それを辞めずに進化させるべきだろう。立場は違うが同じく上方修正を発表したホンダもF1を撤退することなく今後も継続して参戦することを明言している。復帰後に苦戦が続いているが、チャレンジ精神はされるだろう。

 

 

 

 

 

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