世界金融危機で穴場の市場は?【ワールドマーケットナビ】町田健登

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東洋の真珠「フィリピン」

今年3月以降、米国でのシリコンバレー銀行破綻やクレディスイスの財務危機、リーマンショック後最大規模になる米国のファーストリパブリック銀行の破綻など、欧米を中心とする急速な利上げに端を発して、銀行が破綻するという金融不安が高まっています。
日米ともに世界の主要指数は高値圏を維持していますが、今後の金融当局の舵取り次第ではかつてのリーマンショック以来の金融危機になる可能性はゼロではなく、地雷原を歩いているような先の読めない相場展開へ入っています。

リーマンショック以来の金融危機?

リーマンショックと聞くと、不安感を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、急落となれば、逆に財務面で何ら不安がない優良株の大バーゲンセールが近いととれるかもしれません。
実際、2008年にリーマンショックが発生した際は、米国株を含め世界中の株価が大きく下落。世界がパニックになる中、株を買った方は、一気に資産を増やす大チャンスになりました。

米国の債務上限問題も再燃

一方で、今回はどうなるのでしょうか。
コロナ渦で疲弊した後の戦争による物価上昇。米国企業が物価上昇を克服して景気が通常の状態に回復するには、あと2年以上かかるという報道もあります。これに加えて米国では債務上限問題が再燃しており、上限の引き上げなどで民主共和両党が合意できない場合、6月にもデフォルト(債務不履行)の可能性がでてきています。
リーマンショックが再来すれば資産を増やすチャンスになるかも知れませんが、そんな大波乱を待たずとも確実に価値の上がる安全なマーケットに投資したいという方は多いと思います。

「フィリピン株式投資」が大穴の万馬券

そんな方には、「フィリピン株式投資」が大穴の万馬券になるかもしれません。なぜなら、フィリピン経済は2022年、世界各国が不景気に陥る中、GDPが前年比で7.5%増と驚異の成長を遂げています。リーマンショック後も、いち早く株式市場は回復し、フィリピンの代表銘柄30社で構成されるフィリピン総合指数は10年間で4.3倍になりました。
フィリピン株も世界情勢の影響を受け、現時点では最高値より下落していますが、経済成長の波を受け、ここから大きく上昇していく可能性を秘めています。次回は、
なぜ、いまフィリピンなのか?どうして、世界経済が不景気の中、経済成長が続くのか、より詳しく見ていきます。

町田健登(ライフシフト合同会社代表)プロフィール

1988年生まれ、栃木県出身。
筑波大学卒業後、外資企業の営業職を経て人材派遣会社のフィリピン駐在員として渡比。
現地で様々な人脈を形成し、資産運用でも経験を積み、失敗を繰り返しながらも着実に資産を増やし、
現地日系フィリピン金融ホールディングスの役員に3年就任。
その後、31歳で無借金、純資産1億円を達成。
2020年、ライフシフト合同会社を立ち上げ独立。
現在は、ファイナンシャルプランナーとして活躍する他、
在日フィリピン商工会議所 理事(2023年)
大妻女子大学 大妻マネジメントアカデミー講師(2023年)
等々、フィリピンで培った知見を活かして、社会面・教育面でも活躍中。
「フィリピン投資入門」「フィリピン株を推すこれだけの理由」等現在2冊出版中。
2018年にアイアンマンレース完走、2020年にアフリカ最高峰キリマンジャロ山登頂など、冒険家としても活躍している。
フライデー、カンパニータンク、ヒューマンストーリー(WEB版)でも紹介される。

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