フィリピン株の魅力は?【ワールドマーケットナビ】町田健登

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参入しているプレイヤーはまだまだ少ない

シリコンバレー銀行の破綻に代表される世界的な金融不安・経済不況。
その中、なぜフィリピンはGDPが6%以上成長を継続するのか、前回の記事で書かせていただきました。
今回はフィリピンの株式市場の魅力について
迫ってまいります。
フィリピン株の歴史は古く、2024年にはフィリピン証券取引所、創立88周年を迎えるアジアでも歴史の長いマーケットです。
ところが、日本ではフィリピン株式市場に参入しているプレイヤーはまだまだ少ないです。
このギャップが個人投資家の方にとって、非常に有利に働きます。

 魅力①上場社数が少ない

フィリピンに現在上場しているのはわずか約270社。
日本では約3800社上場していることと比較すると、非常に数が少ないかと思います。銘柄数が多いと市場に多くの資金があつまりますが、逆に言えば有力銘柄を絞るのも至難の業。
銘柄少ないフィリピンでは買うべき銘柄は、必然的に絞られます。

魅力②取得コストの低いフィリピン株

市場を独占する財閥企業含め、時価総額TOP10社すべての株を購入しても、約10万円で取得可能。2000円で財閥株が買えます。
PER等の指数もアメリカが現在21の中、
フィリピン株は14をきっており、割安に購入することが可能です。

魅力③右肩あがりのマーケット

フィリピンを代表する30社で構成される総合指数はリーマンショック以降、
約10年で4.3倍に。
30年の間で900%近い浮上を遂げてきました。
コロナ・ウクライナ戦争の影響で少し停滞気味ですが、バブル崩壊後30年以上最高値を更新しない日本株と比較すると爆発的に成長してきたことがわかるかと思います。

魅力④配当10%を超えるような財閥株

時価総額ランキング30位以内の財閥企業の中には、10%以上の配当を毎年継続している企業も存在します。資本力のない高配当株の場合には、危険を伴いますが、フィリピン株の場合には、市場を独占する黒字財閥企業の中にも高配当株が存在します。業績に対して株価が安いからこそなせる業。長期目線では株価も上昇し安定収入の1つになるかもしれません。

新興国の株でありリスクは高いともいえますが、
少しの分散投資には面白い選択肢になるかもしれません。

町田健登(ライフシフト合同会社代表)プロフィール

1988年生まれ、栃木県出身。
筑波大学卒業後、外資企業の営業職を経て人材派遣会社のフィリピン駐在員として渡比。
現地で様々な人脈を形成し、資産運用でも経験を積み、失敗を繰り返しながらも着実に資産を増やし、
現地日系フィリピン金融ホールディングスの役員に3年就任。
その後、31歳で無借金、純資産1億円を達成。
2020年、ライフシフト合同会社を立ち上げ独立。
現在は、ファイナンシャルプランナーとして活躍する他、
在日フィリピン商工会議所 理事(2023年)
大妻女子大学 大妻マネジメントアカデミー講師(2023年)
等々、フィリピンで培った知見を活かして、社会面・教育面でも活躍中。
「フィリピン投資入門」「フィリピン株を推すこれだけの理由」等現在2冊出版中。
2018年にアイアンマンレース完走、2020年にアフリカ最高峰キリマンジャロ山登頂など、冒険家としても活躍している。
フライデー、カンパニータンク、ヒューマンストーリー(WEB版)でも紹介される。

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