株式市場は来年に大きな転換期を迎える  国際テクニカルアナリスト 武蔵 宗久氏

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

NYダウは2万ドルの大台を目指す

 

NYダウは7月12日に、昨年形成した「巨大なカベ」を突き破り、史上最高値を更新した。これでエリオット波動理論における長期上昇波動の最終ラウンドである第五波が確定し、2万ドルの大台を目指すことになる。
振り返って、NYダウの波動を検証すると、リーマンショック以降の安値2009年3月9日の6547ドルを起点として第一波の上昇波動が始まり2011年4月29日の12810ドルまで約25カ月で96%上昇した。そして第二波の調整波は2011年10月3日の10655ドルまで約5カ月で17%下落した。第三波の上昇波は2015年5月19日の18312ドルまで約43カ月で72%上昇した。そして第四波の調整波は2016年2月11日の15660ドルまで約9ヶ月で14%下落し、現在は第五波の上昇波で推移している。
エリオット波動理論における長期上昇の波動は第五波で完結する。それでは第五波はいつまで続くのか、第一波と同じ期間であれば2018年3月が当面の着地点となる。しかし世界の株式市場の歴史を振り返ってみると、10年周期で大きく変動している。1987年10月にブラックマンデーによる大暴落、1997年にはアジア通貨危機による大停滞、2007年8月にサブプライムローン問題発生からリーマンショックに発展した。
そして来年2017年には株式市場に影響を及ぼす大きな事件が勃発する可能性を秘めている。

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