最後の難関【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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4日続伸で大幅高

昨日の東京株式市場は4日続伸で大幅高となりました。注目された米FOMCは市場予想通りの0.25%利上げを決定しました。また、ドットチャートでは年内7回、来年も3~4回の利上げ予想となりました。年内7回ということは今年のFOMC全てで利上げが行われるという非常にタカ派な結論です。

NY株一時下落も会見後は買い再燃

発表直後にNY株式は積極的な利上げによる景気後退懸念から一時下落に転じましたが、パウエル議長が政策の柔軟性や経済の強さを強調し、景気後退のリスクが特に高まっていないと言及。会見後は買いが再燃し、引けにかけて上昇幅を拡大しました。

暫定和平案の一方デフォルト

ウクライナ情勢では、暫定和平案で前進が見られたと伝わっており安心感が広がる一方、一昨日が利払い日だったロシア国債に関しては利払いが行われていないと伝わっています。猶予期間が30日ありますが、4月15日までに支払われなければデフォルトとなります。

中国市場とナスダック中国株指数急騰

一昨日の中国市場では中国政府が市場寄りの姿勢を表明したことで急騰。米国のADR市場に上場しているナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国株指数は33%もの上昇となり、暴落していたアリババグループ株も40%近く上昇しました。

日経平均は25日線回復

16日の当欄では、ファーストリ、SBGが急落している割にそれらの下落を吸収して続伸したことは評価できるとお伝えしました。15日の当欄では日経平均が2万5600円近辺を抜け出せばトレンド転換の可能性をお伝えしました。まさにお伝えしていた展開から昨日は急騰し25日線を回復しました。

2万6700円抜ければ上昇トレンド

日経平均の高値は2万6702円までありましたが、ここが最後の難関です。この位置には、今年1月5日高値と2月10日高値から引いた上値抵抗線が走っています。ここを明確に抜け出せば、相場は右肩上がりの上昇トレンドを形成していくことになるでしょう。

この上の抵抗帯は…

この上の抵抗帯は2万7400円~600円近辺です。そこまでは過去の累積出来高が少ない真空地帯です。その上の累積出来高の多い価格帯は2万2万8300円~600円です。まずはこの辺りを目指すのではないかと考えております。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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