長期上昇相場は終了のサイン|国際テクニカルアナリスト 武蔵 宗久氏【相場展望】

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞
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明確にダブル天井を形成

 日経平均株価の長期上昇相場は、リーマンショックでの安値である2009年3月10日の7054円から始まり、昨年の10月2日の高値24270円まで約10年で2,44倍上昇した。そして昨年の日経平均のチャートにおいて明確にダブル天井を形成し長期の上昇相場は終了した。1つ目の山は、2017年9月8日の19274円から始まり翌年1月23日の24124円まで上昇した。2つ目の山は、昨年3月23日の20617円まで調整した後、10月2日の24270円まで上昇した。

11月8日の22364円でデッドクロスを形成

 その後株価は12月25日の19155円まで急落してダブル天井となった。二つの天井値の差はわずか146円で、相場の始まりと終了の差もわずか119円であった。現在、日経平均は安値から上昇過程にあり、昨年10月の高値と12月の安値の差5115円の2分の1の戻りを達成している。また昨年10月以降の移動平均線を検証すると、25日線は10月23日から明確に下降曲線を描き、25日線が75日線を上から下に突き抜けたのは11月2日の22689円であった。そして25日線が200日線を下に突き抜けたのが11月8日の22364円でデッドクロスを形成した。

新たな長期波動を模索する展開

 その後日経平均は12月25日まで急落した。そして25日線は、今年の2月1日に下降曲線から上昇曲線に変化し、3月5日には75日線を下から上に突破し、次のターゲットの200日線を突破するとゴールデンクロスを形成する。
 いづれにしても日経平均は、新たな長期波動を模索する展開に入ったものと判断する。




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